一級建築士試験

一級建築士試験 学習時間はどのくらい必要?

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こんにちは、ゆるカピです。

今回は、一級建築士試験に合格するのに学習時間はどのくらい必要なのかについて書いていきます。

一般的に、学習時間は1,000〜1,500時間程度必要だと言われています。

この数字を見てもピンとこないと思いますので、一級建築士試験に一発で合格した私が費やした学習時間を参考に検証していきます。

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学習時間の合計 学科試験

まず、学習時間の前提条件があります。

前提条件
  • 学習期間:受験前年の10月〜受験年の7月
  • 資格学校で受けた講義の時間を含める
  • 模試の時間は含めない
  • 建築系の大学を出ているため建築の基礎知識がある

こうしてみると、4つ目の条件は個人差が大きく出てしまう要素になってしまいます。あとでも触れますが、この条件によっては必要な時間が変わりそうです。

受験前年の10月から12月まで

受験前年の10月から12月までの約3ヶ月は、資格学校の講義を受けて予習・復習(平日1時間、休日2時間)をしていただけなので、

  • 週1回の資格学校の講義 6時間×4回/月×3ヶ月=72時間
  • 自宅での学習時間   9時間/週×4回/月×3ヶ月=108時間

年末年始は、法令集の線引きとインデックス貼りの時間に充てました。

作業としては20時間あれば終わります。特に何か覚えながら作業する訳ではないので、学習時間には含めていません。

受験年の1月から5月ゴールデンウィーク前まで

1月から5月のゴールデンウィーク前までは、資格学校の講義と宿題だけでなく過去問や模試の勉強にがっつり時間を割いていました。

  • 週1回の資格学校の講義 6時間×4回/月×4ヶ月=96時間
  • 自宅での学習時間   20時間/週×4回/月×4ヶ月=320時間

20時間の内訳は、平日は毎日2時間、休日は5時間確保していました。

この時期は仕事がそこそこ忙しかったので、平日は早朝や昼休みの時間に30分〜1時間ほど時間を作っていました。

それでも時間がとれない時は睡眠時間を削る場合もありました。思い出しただけでツラい時期でした•••。

受験年の5月から7月の試験直前まで

5月のゴールデンウィーク期間は、資格学校の特別講座を受けていました。

当時苦手だった環境・設備と施工を受けました。特別講座の費用はそこそこいい値段なので慎重に検討したほうがいいですね。計算問題の効率的な解き方とか暗記の語呂合わせとか役に立ったので結果的によかったです。

6月は模試の復習をがっつりやっていたので、週25時間は越えていました。復習を真面目にやるとめちゃくちゃ時間かかるってことですね。

逆に、7月はそこまでやっていませんでした。模試はすべて終わって、直前講座は受けなかったので、テキストの読み返しとか問題集をさらっと見るくらい。

5月から7月の本試験までの学習時間はこんな感じです。

  • 週1回の資格学校の講義(5,6月) 6時間×4回/月×2ヶ月=48時間
  • 週1回の資格学校の講義(7月) 6時間×2回/月×1ヶ月=12時間
  • ゴールデンウィーク特別講座  3時間×2科目=6時間
  • 自宅での学習時間(5,6月)  25時間/週×4回/月×2ヶ月=200時間
  • 自宅での学習時間(7月)   15時間/週×3回/月×1ヶ月=45時間

さて、学科試験の学習時間の合計は、

学習時間の合計 学科試験

72+108+96+320+48+12+6+200+45=907時間

でした。

学習時間の合計 製図試験

続いて製図試験の学習時間についても見ていきましょう。

こちらも学科試験同様に前提条件があります。

前提条件
  • 学習期間:受験年の7月最終週〜受験年の10月第2週
  • 資格学校で受けた講義の時間を含める
  • 模試の時間は含めない
  • 建築系の大学を出ているため製図課題を経験している

条件の内容は概ね学科試験と同様です。

それでは見ていきましょう。

  • 資格学校の講義       12時間/回×10週=120時間
  • 資格学校の特別講座     12時間/回×2回=24時間
  • 模試(全2回実施)       12時間/回×2回=24時間
  • 自宅での学習時間      25時間/週×10週=250時間

合計時間は418時間でした。

あれ? 学科試験と比べて短いなと感じるかもしれませんが、そもそも製図試験の学習期間は10週程度しかありません。

実際、私の場合は平日は睡眠時間を削りながら、学校の講義がないほうの休日はすべて返上して必死に学校の宿題(主にエスキスと作図)をこなしていました。

当時はいくら時間があっても足りないくらいでした。

タイトなスケジュールのなかで製図試験対策をするとなると、どんな人でもだいたいこれくらいの学習時間は必要でしょう。

まとめ 学習時間1000時間は妥当なのか?

私の場合は、学科試験で907時間、製図試験で418時間合計1,325時間でした。

こうしてみると、一般的に言われている1,000〜1,500時間の学習時間のちょうど真ん中くらいなので妥当なのかなという印象を受けます。

ただし、これは先ほど触れた前提条件が成り立っている場合の話です。

一級建築士試験は建築系の学生や、大学や専門学校を出た人だけでなく、他業種から転職して実務経験を積んだ人も受験します。

人によっては1,000時間もかけずに合格する人がいたり、1,500時間以上かけてもなかなか合格できない人もいます。

ぜひ、試験対策のスケジュールを立てる参考にしてみてください。

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