感染拡大も少しずつですが落ち着いてきましたね。
首都圏を含め非常事態宣言が解除されて、本日6/1から出社という人も多いと思います。
一方で、テレビ東京などの一部の企業は引き続き50%以下の出社率を目指して、在宅勤務を継続すると報道されました。私の勤めているところも概ねそれに近いかたちで、6月も引き続き在宅勤務がメインになりそうです。
非常事態宣言解除をひとつの節目として、今回はここ2ヶ月ほど続けてきた在宅勤務の感想をまとめてみたいと思います。ちょっと個人的な感想になっちゃうかもしれませんが、リアルな一意見として参考にしていただければ幸いです。
在宅勤務で取り入れたこと

私の勤務している会社には幸いにも在宅勤務制度があったので(子育てをしている人や親の介護をしている人限定でしたが)、全国非常事態宣言が発令されるより前の比較的早い段階で在宅勤務に切り替えることができました。
また、私自身も在宅勤務に対応できるような環境整備ができていたので、特に面倒なトラブルもなく比較的スムーズに移行できました。どちらかというとインドアな性格なので、在宅勤務で生活してみたいという憧れがあったからですね。
ということで、在宅勤務に必須な環境整備と今回新しく買ったものについて紹介したいと思います。この部分は別の記事でも軽く触れています。
必須な環境を整備する
在宅勤務するために必要な環境は以下のとおりです。
- ノートPC(会社支給のもの)
- 安定したインターネット環境(固定回線推奨)
- マイク付きイヤホン
このうち、インターネット環境は特に重要ですね。一人暮らしだとあまり固定回線を引いている人は少ない印象ですが、どんなに使っても通信費用が定額なのは安心できます。光回線なら、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光、関西圏ならeo光のどれかを選んでおけば大丈夫です。通信環境が整備されていればnuro光でもいいと思います。
「〇〇光 キャッシュバック」でググると公式のキャッシュバックキャンペーンサイトが出てくるので、そこから申し込めば月額料金を抑えられてお得ですよ。
マイク付きイヤホンは部屋の外への音漏れ対策のために使います。セキュリティの面で必須です。Web会議ではウェブカメラを使うシーンがよく出てきますが、複数人同時にカメラを起動していると通信回線が重くなるので必須アイテムから外しています。

Web会議関連の記事だと結構ウェブカメラを使う前提で語られることが多いけど、1対1の場合くらいしか必要ない気がするんだよね。
在宅勤務のために追加で購入したもの
今回新しく購入したものは次の2つです。
- 外部モニター
- 椅子用のクッション
外部モニター
外部モニターは必須ではありませんが、作業効率は段違いによくなるので買って損はないでしょう。ノートPCが13インチくらいが標準なので、24インチ〜30インチくらいのものがいいと思います。
さらに、欲を言えば高さ調整ができるものがおすすめです。一般的な外部モニターだと高さ調整できないのでノートPCの画面と外部モニターが重なって使い勝手が悪いです。
それなら、横に置いて見ればいいんじゃないの、と思うかもしれません。でもそれをやると、見るたびに首を左右に動かさないといけなくなって、首が凝っちゃうんですよね。なので、在宅勤務用の外部モニターを買うなら高さ調整ができるものを選んだほうがいいです。
私は上の商品にしましたが、需要高騰で値段が購入した時よりも倍近く吊り上っていますね...。
椅子用のクッション
これは応急処置的な感じで買いました。在宅勤務を始めたての頃は普通の椅子に座って仕事していたのですが、気づけばめちゃくちゃ腰痛がひどいことになってました...。
ホント、会社で使ってるオフィスチェアのありがたみを痛感しました。とりあえず今は2,000円くらいの安いやつを使ってなんとかしのいでいます。おかげで腰痛は治りました。やはりクッションは必要ですね。
ホントはハーマンミラーのアーロンチェアが欲しいんですが、安くても12万円以上するんですよね〜。悩ましい...。
続けてみて感じたこと

実際に在宅勤務で設計実務をやってみると、かなり大変に感じました。自分にとっても会社にとってもいろいろ足りてないな、と感じた約2ヶ月間でした。
Web会議だけで設計の打合せを完結させるのは困難
Web会議だけだと、課題の共有化がネックに感じました。1対1のやりとりならなんとかなりますが、プロジェクトが大きくなって、意匠、構造、設備などのそれぞれの立場の人が一同に介さないといけない打合せになると、途端に進捗具合が悪くなってしまいます。
自宅兼事務所で個人で設計している人なら、規模が大きくないと思うのでそこまで問題になりませんが、そこそこの規模になってたくさんの利害関係者が出てくると本当に大変です。
テレワークで仕事を進めるなら通常の5倍以上のコミュニケーションが必要なんて意見もあるようですが、今のシステムで設計の打合せをするなら工程が破綻してしまいます。
このあたりの仕組みを変えていかないと、設計の現場でテレワークが定着するのは難しいでしょう。
VPN環境下での動作遅延の問題
これは建築に限らず、全社員一斉に在宅勤務を導入した企業ならどこでも当てはまる話です。アクセスが集中し過ぎてVPN接続のキャパシティを越えてしまう「VPN渋滞」が発生し、パソコンでの動作が遅いという問題が発生しています。
これはリンク先の記事にあるように、「アイデンティティ認識型プロキシー(IAP)」と呼ばれる新しいリモートアクセス手法を採用すれば解消されるらしいです。
私自身もITインフラに関してはそれほど詳しくないのでよくわかりませんが、技術的に解消できるという認識で大丈夫だと思います。
健康面の問題
健康面の話は今回の外出自粛に限らずなんとなく想像はしていましたが、思っていた以上に運動不足になっていると実感しています。

しばらくは登山するためのリハビリが必要かなあ〜。
近くの散歩程度はするようにしていますが、それでも明らかに体力が落ちてしまっています。
満員電車に乗らなくていいのは素晴らしいですが、意識的にしっかり運動する時間を確保しないと健康的に過ごせないなと思った次第です。
在宅勤務は魅力的な働き方なのか

いい面と悪い面両方経験したうえで、在宅勤務はこれからも続けたいと考えています。しばらくは、打合せのために週1、2回出社(時差通勤)してそれ以外は在宅勤務のスタイルを希望したいですね。
当ブログを継続的に続けられているのも、通勤の移動時間がカットできているからです。本格的に出社勤務が再開したらこのペースを維持するのは難しくなってしまいます。とはいえ、今後どうなるかわかりません。
とりあえず、今は走り続けたいと思います。それでは、また。
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