こんにちは、ゆるカピ(@yurucapi_san)です。
あなたはこんなことに悩んでいませんか。
AIって最近よく聞くなあ。AIに仕事を奪われないか心配だ。
ここ数年AI(人工知能)が注目を集めています。AIの考えそのものは古くからあったのですが、インターネットの発展に伴い、最近になってAI技術が劇的に進化を遂げています。
現在、人材サービス(転職や出会いのマッチングサービスを含む)や金融、さらには不動産の業界でも導入され始めています。これらのニュースや企業の宣伝広告のなかには、AIがあればなんでもできる魔法の言葉のように語られることもしばしば見受けられます。
しかし実際は、AIの設計者や関わっている人たちの話を聞いたり書籍を読んだりしていると、そうではないことがわかります。
今回は、そんなAIのことを、技術者ではない普通の人でもわかりやすく解説している本をご紹介します。
本のタイトルは、「AIにできること、できないことービジネス社会を生きていくための4つの力」です。
この本はこんな人におすすめです。
- AIに仕事を奪われると聞いて、自分も仕事を奪われるんじゃないかと不安を感じている人
- 会社でAIの導入が決まっているけどなにができるのか、いまひとつつかめていない人
- これからAIに関係する仕事をしてみたい人
疑問を感じている人は、それほど難しい内容ではないので、ぜひ一読をおすすめします。
出版されたのが2019年2月なので情報としては比較的新しいほうだと思います。ただし、情勢としては大きく変わっていないので、AIに興味のある人はAI界隈で有名な松尾豊さんの著作『人工知能は人間を超えるか』もおすすめです。2015年刊行の本ですが今でも十分通用する内容です。
AI(人工知能)の実態はどうなの?
AI(人工知能)はいわゆる知性を持ったコンピュータです。
著者は、知性を「自分で考えて環境に対応し、より良い成果を達成する能力」あるいは「サバイバル能力」と定義しています。
まさしく、今のコロナ禍を生き延びる力のことでしょう。
しかし、実際は今のAIには知性がないと著者は言います。
確かに、現実問題としてAIは今の新型コロナウイルスを治療する特効薬を開発したり、コロナが終息した後の未来のあり方を提示したりすることはできていません。
AIには、強いAIと弱いAIがいて、今は知性のない弱いAIが世の中で使われているということです。
強いAIと弱いAI
強いAIは知性の仕組みをコンピュータ内で作り上げることができます。
例えるなら、ドラえもんをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。ドラえもんに知性があるのは誰もが想像できることでしょう。
ドラえもんが22世紀の猫型ロボットであるように、強いAIの実現はまだまだ遠い未来の話なのです。
一方で、弱いAIは人間の補助がないとなにも作れません。AI設計者があらかじめプログラムしたとおりに動き、作られたものの最終判断も人間が行います。
現在運用されているAI
現在実際に使われている弱いAIは大きく4つに分類されます。
- 予測系AI
- 言語系AI
- 画像系AI
- ゲーム系AI
これらのAI技術は、近年ディープラーニング(機械学習)という手法を取り入れることで飛躍的に発展しました。
ディープラーニングについては本文でも触れられていますが、Googleが無償で提供しているコンテンツ「Grow with Google」内の動画でも詳しく解説されています。
気になる人はこちらもチェックしてみると理解が深まりますよ。(注意:リンク先の動画を閲覧するには学習サービスUdemyの会員登録(無料)が必要です。)
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予測系AI
意外なことに、私たちが想像するような未来予想をAIが完全にやっているわけではありません。そもそも私たち自身が未来を言い当てることができないので、それを指示されたAIが未来を予想できるわけがありません。
情報の質が低くなってしまうため、人間が役に立つ情報だけを選んで補助的にAIを使っているのが実情のようです。
言語系AI
いわゆるチャットボットが該当します。AppleのSiriやAmazonのアレクサなどが有名です。
画像系AI
ディープラーニングにより、最近精度が優秀になってきました。最近ではインターネットで買い物をしたり金融サービスを使う時、パスワード入力で画像認証をする機会も多いと思います。
自動運転技術で使われるほか、音声AIや言語AIと組み合わせて動画系のAI技術も出始めています。
ゲーム系AI
おそらくAIが最も得意とするジャンルです。
2017年、将棋AI「Ponanza」が佐藤天彦名人に勝利したニュースはまだ記憶に新しいと思います。
AIに必要な4要素
著者はAIに必要な4要素(サブタイトルにある4つの力に連動しています)を次のように定義しています。
これらの4要素のうち、④発見を除いて、ほとんどAI単独で動けないのが実態です。
また、④発見についても大量のデータを手当たり次第、拾い集めて整理するという、質より量でカバーする方法をとっているため、複雑なことはできません。
AIにできない部分は、AI設計者が考えてプログラミングして調整するということになります。
想像以上に人の手が入っている、というのが今のAIの実態です。
設計はAIにとって替わる?
今現時点では、AIの技術はそこまで大したことがないため、すぐにAIに仕事を奪われるという状況はないでしょう。
AIの技術者たちの間では、今から100年以上先に強いAIが誕生するかどうかと言われているほどです。つまり、少なくとも働く現役世代にとっては強いAIは影響しないと考えられます。
しかし、強いAIまでいかなくとも、弱いAIによって仕事の一部を奪われたり、最悪は職を失う場合もあります。
日本国内の話をすると、2025年の崖とも呼ばれるデジタルトランスフォーメーション(経済産業省webサイト)を想定して、最近、大企業を中心にリストラが行われています。
このニュースを見ているとAIうんぬん以前に、デジタルに慣れているかそうでないかというのがポイントです。
それでは設計の仕事も、将来的にAIにとって替わるのかというと、現状は可能性は低いと考えています。
これは設計実務をしていてこの本を読んだうえでの話になりますが、設計の仕事は、
- AIが判断を間違えるリスクが人命に関わる
- 設計そのものの自由度の高さ(小規模の住宅を除く)
- 度重なる顧客とのやりとり
が前提になっています。
もちろん、単純な事務作業やCAD編集、一貫計算プログラムの入出力などはAIにとって替わる可能性は十分あります。実際、段階的にRPAと呼ばれる技術が導入され始めていて、CAD作図の一部はとって替わると思われます。
これから学ぶべきスキルはなにか
設計行為はなくならないとしても、先ほど挙げたような事務作業や入力作業はAIにとって替わる可能性はあるでしょう。
そんな時私たちはどうすればいいかというと、
- より高次元の仕事をする
- AIが苦手とするスキルをみがく
あたりになるのではないでしょうか。
この2つはビジネススキルとしては重なることが多く、著者はクリティカルシンキングやロジカルシンキングなどを挙げています。
自己啓発系の王道だね。
カタカナ用語でよくわからない、難しそう、と感じるかもしれません。
要するに、「伝えたい要点をわかりやすくまとめる力」あるいは「国語力」をしっかり身につけておけば大丈夫です。
設計者として、普段からわかりやすいプレゼン資料やプロポーザル資料を心がけておけばいいというわけです。
これらのことはAIが苦手とするので、しっかり取り組みましょう。
AIを正しく理解して上手に活用しよう
AIはあくまでひとつのツールに過ぎません。
うまく使いこなせば、無駄な作業を減らして設計実務に集中することも可能になります。
AIを使いこなせるようにするためにも、今回ご紹介した本を読んだりGoogleが提供している「Grow with Google」の動画(無償)を視聴して理解を深めてみてください。
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