こんにちは、ゆるカピです。
本日はゴールデンウィーク読書習慣企画第2段ということで、恒例の本の紹介コーナーになります。
長引く自粛ムードでいまいち勉強する気になれない、そんなあなたにこの1冊をご紹介します。
今回ご紹介する本は漫画です。
読書は苦手だけど漫画ならいくらでも読めるよ!
タイトルは「一級建築士になりたい マンガで読む一級建築士青春白書」です!
さっそくご紹介していきましょう。
著者はこんな人
著者ヒヅメさんの簡単なプロフィールはこんな感じ。
- 建築系の大学卒業後プラントエンジニアリング会社勤務
- 2015年に4度の受験を経て一級建築士に合格
- 堀江貴文氏の著書「多動力」の影響を受けて、自身のブログに体験漫画を公開
- 堀江氏の目にとまったことがきっかけで漫画家デビュー
- 一級建築士業界初の受験体験記を2019年に書籍化しSNSで話題になった
著者はブログやツイッターなどでも情報発信しているので、興味がある人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
内容はこんな感じ
漫画の構成は4年間の試験勉強を4つに分割したものになっていて、それぞれタイトルが付けられています。
- 不安の1年目
- 飛躍の2年目
- 空白の3年目
- 変革の4年目
建築士試験を経験している人なら、タイトルだけでもなんとなく内容が想像つくんじゃないかな。
前半1年半は学科試験、後半3年半は製図試験のお話になっています。4コマ漫画を寄せ集めたような形式で全106ページなのですぐ読めると思います。(通しで読んで1時間くらい?)
「100日後に死ぬワニ」みたいな感じかあ。
試験勉強のあるある話とか受験生が陥りやすい心理的な罠がコミカルに描かれてて面白いよ。
こんな人におすすめ
漫画のなかでも触れられていますが、
- これから試験を受ける人
- 試験を受けている人
- 試験を受けた人
にはおすすめです。
また、建築以外の人に建築士試験ってこんな感じなんだと伝えたい人にもおすすめします。
自分は建築系の仕事をしているけど、家族はそうじゃないという人には、ぜひこの漫画を読んでもらって、試験の大変さを理解してもらうための材料にしましょう。
この漫画のおすすめな理由
おすすめな理由は3つあります。
- たくさんの失敗談が織り込まれている
- 著者はどちらかというと非建築系の人
- 建築士試験あるあるを発見する楽しさがある
いずれも、共感性の高さを重視しているところが特徴です。
たくさんの失敗談が織り込まれている
世の中には、勉強ノウハウ本や受験テクニックを扱った教材がたくさんあります。そのほとんとが教育のプロや、もともと勉強のできる人の書いた本です。
私自身、著者と違いストレートで試験に合格しているので、このブログもどちらかというと、勉強のできる人寄りの内容になっていると思います。
その点、著者はたくさんの失敗と3度の不合格を経験しているので、内容に共感する人は多いでしょう。
このブログでは知ることのできない体験談から学べることも少なくないと思います。過去の先人から学ぶことはたくさんあります。
気になる人は著者のブログもぜひチェックしてみてください。
著者はどちらかというと非建築系
先ほどの著者のプロフィールを読んだ人は、あれ、建築系の大学を出ていたんじゃないの?と思うでしょう。
誤解のないように言っておくと、著者は建築を勉強したのは大学編入後の2年半だけで会社もプラント系なので、どちらかというと非建築系だと思います。
完全な非建築系だったら、受験資格の関係でさらに大変だっただろうなと想像できます。これについて、詳しくはこちらの記事で書いています。
そんなわけで、非建築系で試験勉強を頑張っている人にもおすすめできる内容になっています。
建築士試験あるあるを発見する楽しさがある
建築士試験は、建築業界では年に1度のいわゆるお祭りです。
これから建築士になる人の通過儀礼みたいなものなので、今どき見つけるのが難しくなってきた共通の話題作りに一役買っています。
建築系の会社の上層部の人たちも、今年は何人合格したか、事務所内に何人一級建築士を抱えているかで数値目標を掲げて競い合うほどです。
受験生にとってはいい迷惑かもしれませんが。
これから試験を受ける人、受けている人、受けた人、それぞれにとって、建築士試験のあるあるネタを発見できる漫画だと思います。
読んでみた感想
私自身の感想はというと、
- このブログで記事にした内容と共通するところがある
- 著者はタフ
- 製図試験は学びが多い
という感じです。
1つ目の感想
これはブロガーとしての考えもあるでしょう。やはり、一級建築士を受験した体験を記事にして伝えたいとなると、伝えたい内容はどこかしら似通ってくるのかもしれません。
2つ目の感想
通しで読んでみて、著者はタフ、のひと言に尽きます。
試験勉強は受けないと明日の生活が•••とはならないので、実際4年間も続けられたというのはタフなんだと思います。しかも、カド番で受かるという男気も見せています。こういうのは受験生の励みになるのではないでしょうか。
3つ目の感想
最後に、漫画のなかでも製図試験の話の内容が濃かったなという印象を受けました。私自身も、学科試験よりはるかに製図試験のほうがたくさんの学びがありました。
座学というより体験に重きを置かれているためかもしれません。製図試験の体験談は今後別の機会にでも記事にしたいと考えています。
建築士になりたい人はこの漫画を読もう!
まだこの漫画が書籍化されてそれほど経っていないので、リアルな合格体験記を描いている漫画はほかにないと思います。
この記事を読んでみて少しでも気になった人はぜひ一読をおすすめします。ちなみにAmazonプライム会員なら、Kindle版で無料で読むことができます。
会員じゃない人も登録後30日間は無料体験がついているので、この機会に会員になるのもおすすめです。
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