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【働き方】ジョブ型雇用で将来が不安?今後の動向を予想してみた

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こんにちは、ゆるカピ(@yurucapi_san)です。

最近、ニュースなどでジョブ型雇用について報道され注目されるようになってきました。下記リンクは6/8に日経新聞で報道された内容です。

新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに一気に普及した在宅勤務の定着に向けて、企業が「ジョブ型雇用」の導入を検討しているようです。

なかには昨今のジョブ型雇用へのシフトの報道を聞いて、

驚いている人
驚いている人

クビにされやすくなっちゃうの?

と不安を感じている人も少なくないと思います。

私自身、将来への不安はあります。

ちょっとしたレベルの不安であれば、あったほうがむしろモチベーション向上につながることもあります。

それでも、不安に支配されてしまっているなら解消したほうがいいでしょう

もし、ジョブ型雇用に不安を感じているなら何か行動を起こしたほうがいいです

好きな動画や音楽ライブに夢中になってる時、頭の中のモヤモヤが解消されてる感覚ってありませんか。

行動しているうちは、頭の中がそのことでいっぱいになって不安から解放されます。

悩んでいるなら行動しましょう。

本記事の内容
  • ジョブ型雇用とはどんな働き方なのか
  • 今後どうなりそうか
  • どんな対策をしたらいいか

について解説します。

早速始めていきます。

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ジョブ型雇用ってなに?

まず、ジョブ型雇用について簡単に説明すると、

職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)にあらかじめ職務内容やスキル、責任範囲などを記載して雇用契約を結ぶ

という雇用スタイルのことをいいます。

欧米で一般的に採用されている雇用スタイルで、日本で採用されているメンバーシップ型(新卒一括採用、終身雇用制度などがベースになっている)によるシステムが限界を迎えてきたので、ジョブ型雇用に移行したいというのが企業の狙いです。

ジョブ型雇用を採用すると、

メリット
デメリット
  • 転職しやすい
  • 給料アップしやすい
  • クビになりやすくなる
  • スキルがないと雇用されない

のようなメリットとデメリットがよく挙げられます。このあたりは外資系企業をイメージすればわかりやすいと思います。

過去にも成果主義の流れはあったが...

欧米の雇用形態を参考にするという意味では、かつてバブル崩壊後の90年代に成果主義を導入したけど失敗に終わったという過去があります。

  • 帰属意識が薄まるため機密情報が漏洩した
  • 社内で強い競争原理が働いて、人間関係がギスギスした関係になった

うまく制度設計できなかったという問題もあると思いますが、日本には同調圧力などの村社会的なコミュニケーション文化があるので、成果主義がなかなか馴染めないというのが大きな理由だそうです。

ゆるカピ
ゆるカピ

もちろん、90年代と今とではITインフラが全然違うから、成果主義はダメってことにはならないと思うよ。

今後の動向は? 結論:思ったほど定着しないと予想

じゃあ、ジョブ型雇用は定着するかと言えば、大手メディアやインフルエンサーたちが発言しているほどは一般化しないと考えています。

根拠となる理由は以下のとおりです。

ジョブ型雇用が定着しない理由
  • 成果主義で失敗を経験している
  • 中小企業は仕事が回らない
  • 転職が容易ではない

成果主義で失敗を経験している

ジョブ型雇用になると社員が与えられた業務以外をしなくなるので、新しいアイデアが生まれなくなるという問題が出てきます

また、社員が決められたことしたできなくなるので、社員の成長が伸び悩んでしまう可能性が高まります。社員が些細なことを相談しなくなるという問題も考えられます。

社員の立場で考えれば、また転職すれば解決する話ですが、経営者の立場で考えれば企業として成長できなくなるので、ジョブ型雇用に完全に切り替えるのは難しいでしょう。

中小企業は仕事が回らなくなる

中小企業では、特定の業務をこなすよりも、複数の業務を兼務している場合がほとんどです。ジョブ型雇用として細かく分けてしまうと業務の柔軟性が失われてしまうので、導入するのは難しいと考えられます。

転職が容易ではない

これは今後の法改正次第なところはありますが、現行法では簡単に解雇されない仕組みになっています。また、成長よりも安定性を重視している人は、ジョブ型雇用よりも現行の雇用を重視するでしょう。

結果的に雇用の流動性が改善されず、ジョブ型雇用の需要が増えないという負のスパイラルに陥ってしまう可能性があります。

今後の動向のまとめ

結局、メンバーシップ型からジョブ型雇用へシフトする話は、資金力のある大企業だけの話なんじゃないかなと思います。メンバーシップ型にもメリットはあるので、完全になくなることはなさそうです。

最近は、Googleが提唱する心理的安全性の考え方を金融庁が採用した、ということで話題になりました。

企業側と社員との関係性を重視する心理的安全性の考え方には、行き過ぎた成果主義に対する揺り戻しのようなところがある気がします。

今後、メンバーシップ型とジョブ型などのいいとこどりをした雇用スタイルが出てくるかもしれませんね。

今すぐできる対策はなにか

ジョブ型雇用がそこまで定着しないとしても、将来への不安が払拭されるわけではありません。冒頭でも書きましたが、不安を払拭したいなら、何らかの行動を起こすことをおすすめします。

今はインターネットの発達のおかげで、無料で行動を起こすことができるようになりました。不安を煽るつもりは全くありませんが、以下の対策はしておいたほうが後々役に立つと思います。

今すぐできる対策
  • (仕事に直結する)資格をとる
  • 転職エージェントにキャリア相談する
  • 自己研鑽に励む

(仕事に直結する)資格をとる

建築系の仕事をしていて一級建築士の資格をとるというなら、周囲の理解も得やすいでしょう。

また、一級建築士の資格を持っていたら建築業界での転職に有利なのは紛れもない事実です。

転職する際にも国家資格の評判はいいので、

  • 難関資格をとった努力の証として評価される
  • 社会的信用が高まる

というメリットがあります。実際、資格をとった瞬間に会社を辞めて転職する人が多いです。私の周りにも何人かいます。

宣伝になりますが、「ゆるっと建築ライフ」では、一級建築士関係の情報や構造力学のことを無料で公開しています。ツイッター(yurucapi_san)もやっているので、こういう話も聞きたい、質問したい場合はDMいただければ回答するなり記事にするなりしたいと思います。

転職エージェントにキャリア相談する

あなたがもし社会人なら、自分の市場価値を理解するという意味でも転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは、20〜30代ならdodaマイナビエージェント、30代以上で、ある程度年収があるならJACリクルートメントがおすすめです。

驚いている人
驚いている人

転職はなにも考えてないんだけど...。キャリア相談しても大丈夫なの?

ゆるカピ
ゆるカピ

転職エージェントの仕組み上、短期的な儲けにはならないから微妙な気もするんだけど、全然問題ないよ。真面目にキャリアのことを考えているというアピールができれば、親身に対応してくれるよ。

今はZoomなどを使って気軽に面談できるので、まだ相談したことがない、という人は登録して相談してみることをおすすめします。

自己研鑽に励む

よく若いうちは自己投資が大事だと言いますね。

あなたは、1日あたりどれくらい勉強していますか?

ちなみに、総務省が行っている社会生活基本調査によると、1日あたりの社会人の平均勉強時間は6分らしいです。

それぞれの事情はあるにしても少ないですね。

どんなに忙しくても30分くらいはとれるはずです。おすすめは次のとおりです。

  • ビジネス書を読んで実践する
  • プログラミングを勉強する
  • SNS、ブログなどで文章スキルをつける
  • YouTubeに動画を投稿する

全部取り組んでもいいし、どれか1つでもいいでしょう。ビジネス書は、ビジネス系のニュース記事やPodcastなどでもOKです。

自己投資はすぐに役に立つとは限りませんが、必ず人生にプラスに働くのでやって損はありません。まだやっていないのであれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

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